GD.findi のシミュレーションとは

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GD.findi のコンセプト&テクノロジー、データモデル技術については下記リンクをご参照ください。

GD.findi のシミュレーションとは

GD.findi では、生産システムモデルに投入された部品が上流工程から下流工程へと“自然に“流れていきます。

これは、川を流れる水が上から下へと自然に流れてゆくように、“川の支流が増える”、”砂時計のボトルネックのように流れる幅が狭くなる”、 などの水が流れる環境に対する制約が与えられることによって、流量が変動したり、流れが遅くなったり、滞留が発生したりするというのが、GD.findi の考え方です。

GD.findi のシミュレーションは、目的の物流に合わせてスクリプトを開発するものではなく、制約を加えてゆくことで目的とする物流へと絞り込んでゆくという考え方をします。

 

GD.findi のシミュレーションとは

GD.findi における生産システムの概念

GD.findi では、生産システムを下図のようなモデルで表わしています。GD.findiでは、生産システムはフロアプラン(レイアウト情報)、プロセスプラン(工程設計情報)、 およびリソース(搬送、作業者、ツール)で構成されているものと考えます。これら3つの構成要素は、生産システムの基本的な設計情報です。 これら設計情報を連携し、生産システムの振る舞いを定義づけるものが「アクティビティ」という概念です。

プロセスプランで設計された「要素作業」が、フロアプランの「ステーション」に割り当てられる(即ち、作業を実行する場所を決める)ことで初めて、 実際の生産活動を行うことが出来ます。「アクティビティ」は、生産システムの状況に応じて動的に発生し、その活動を終了すると消滅します。 この「アクティビティ」に対して定義された振る舞い「ビヘイビア」によって生産システムの挙動が変化します。

 例えば、“ある設備が複数のアクティビティを実行可能な場合にどちらを優先するのか”などのルールを「ビヘイビア」として定義してゆきます。 「ビヘイビア」の使い方を習得すると、より一層シンプルにGD.findi のモデリングが行えることでしょう。

GD.findi のシミュレーションとは