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【今さら聞けない】製造業DXはなぜ必要?
DXを「正しく」進める方法を解説
新聞やメディア等、あらゆる場面で耳にするようになった「デジタルトランスフォーメーション(DX)」ですが、「本当にやる意味あるのかな」「ただの流行りでしょ?」と思う方もいるかもしれません。
DXはポイントを抑えて「正しく」進めることで、ビジネスモデルのあり方そのものを最適化することができるものです。今回はそんなDXについて、製造業でDXが重要視されている理由 から 製造業DXを「正しく」進めるためのポイントまで解説いたします。
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デジタルトランスフォーメーションの広まり
新型コロナウイルスによって、製造業は不確実性にさらされることを余儀なくされていますが、このような変化は今後ますます増えることが予想されています。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大以外にも、多くの外的要因が我が国製造業の事業判断に影響を及ぼすものと考えられており、かつ、これらは事前に発生や変化を想定することが難しい。(ものづくり白書 2021)
このような社会背景も後押しし、製造業においてもデジタルトランスフォーメーション(DX)は広まりを見せています。Fictivi社の調査によると、製造業のリーダーの95%が「自社の将来の成功にはデジタルトランスフォーメーションが不可欠である」と回答しています。
DXは、本当に必要?
ここまでデジタルトランスフォーメーション(DX)は広まりを見せていると紹介しましたが、「今までのデジタル化とは何が違うの?」「ただの流行りでしょ」と考える方もいるかと思います。ここでは、DXの重要性について解説します。
DX=デジタル化 ではない
前提としてお伝えしたいことは、「DX = デジタル化」ではないということです。
デジタル化というのは、従来アナログで作業・処理していたものをデジタル製品に置き換え、効率化を図っていくことを指します。
例えば、ホワイトボードや紙で管理していた生産管理業務の代わりにデジタルの生産管理システムを導入する、人による検査と確認で把握していた生産状況を生産ラインの稼働データを自動収集するIoT機器に置き換える…というような具合です。
デジタル化のポイントは、従来アナログで行われていた業務をデジタルに置き換え効率化を図るということにあります。
つまり、デジタル化のみではビジネスモデルの在り方や全体最適化までを目指すのは難しいというわけです。
一方、DXはリアル世界ではできないような最適解探索をデジタル世界で実行し、その結果をリアル世界にフィードバックすることで実現される変革のことを指します。
例えば、AIによる予測・予知、3D設計やシミュレーションによる製品開発の高速化などがあげられます。ここでのポイントは、「デジタル世界で展開される変革」だということです。
デジタル化のように、単にアナログをデジタルに置き換えるのではなく、デジタル世界で最適化を行い、それをリアル世界にフィードバックするというのがDXの根本的な考え方といえます。
DXはデジタルツールを活用した新しい業務の姿
上記で述べたようにDXはデジタル世界で実現される変革のことですから、DXを進めることは、ビジネスモデルの転換のみならずマネジメントの根本改革、意思決定方法の革新をもたらすといえます。
不確実性の高い現代では、「ダイナミック・ケイパビリティ」を強化することが重要といわれています。
ダイナミック・ケイパビリティに必要な3つの力
- 脅威・機械の感知
- 機会を補足して、資源を再構成・再結合して、競争優位を獲得
- 競争優位性を持続可能なものにするために組織全体を変容
※ダイナミック・ケイパビリティとは、デビッド・J・ティース・UCバークレー校ビジネススクール教授により提唱された、戦略経営論における学術用語。
DXを実践し、変革をもたらすことでこれら3つの力を強化することができると考えられます。したがって、DXは単なるデジタル化ではなく、不確実性の強まる現代において生き抜くために必要な変革だといえます。
DXを「正しく」すすめるためには
では、実際にDXを進めるためにはどのようなポイントを抑えればいいのでしょうか?
いまから紹介するポイントを踏まえた上でDX活動を進めることで、「今までのデジタル化をDXに名前を変えただけ」というような焼き直しではなく、DXを「正しく」進めることができるといえます。
「あるべき姿」をデジタルで導く
DXを進める上で最も重要になるのが、変革の結果「どうなりたいか」という「あるべき姿」をデジタルで導き、その上でリアル世界にフィードバックするということです。
「現場と全く同じ状況をデジタルで再現し、検証する」という考え方もありますが、常に変化し続ける現場とデジタルを完全に一致させることは現実的に難しいものです。
一方で、デジタル世界で「あるべき姿」(例えば、最適なレイアウトや生産計画)を導き、「あるべき姿」と現状の差異を縮めていくという方が、早くゴール(あるべき姿)にたどり着くことができるといえます。
詳しくはこちら
製造業DX推進で陥りがちな「落とし穴」、製造業DXを成功させ、組織の全体最適化のカギとなる「サイバーフィジカルシステム」について、網羅的に解説
まとめ
今回は、DXの必要性からDXを進めるためのポイントについて解説しました。
今回ご紹介した「デジタル世界で実現される変革」には、生産シミュレータの活用が効果的です。
レクサー・リサーチが開発する生産シミュレータGD.findiは、完全ノーコードで従来の生産シミュレータよりもスピーディな運用が可能です。詳しくは下記ページをご覧ください。
ハイコストパフォーマンス生産シミュレーション
GD.findi
Judd Marcello “Digital Transformation Paving the Way for Manufacturing”,2021
https://industrytoday.com/digital-transformation-paving-the-way-for-manufacturing