金属部品を製造する生産システム

#設備台数の検証 #作業要員数の検証 #金属部品製造 #切断 #プレス加工 #旋削 #パラメータスタディ

このシミュレーションモデルの目的
”想定されるオーダーのシナリオに対して設備を何台導入すればよいかを検証するとともに、検討した設備台数において必要最小人工を検証する”
金属部品製造工程(スタンドアローン版)
金属部品を製造する生産システム。プレス機で切断および曲げを行い、フライス盤で穴をあけ、その後塗装ブースで表面塗装を行う。最後に恒温槽で乾燥させて完成させる。

モデル概要

  • 金属部品を製造する生産システム(上記)を対象とする。
  • 上記の生産ラインを新設することを検討しており、その中期経営計画立案の為、生産シミュレーションを活用して投資案の評価を行うことを目指す。
  • 3つの各需要予測シナリオに対して、適切な生産能力を保持するために必要な設備台数を決定する。
  1. 設備台数を変動させて、目標とする生産能力を達成するために適切な設備台数を決定する。
  2. 適切と思われる設備台数のプランにおいて、必要最小人工を決定する。

モデリング仕様

金属部品製造工程(スタンドアローン版)
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アウトプット・レポート例

■ 設備台数の検証

1)  検証方法

今回、ボトルネック工程である恒温槽の台数は4台として、それ以外の設備の必要台数を検証した。本シミュレーションでは予め多めの設備台数でシミュレーションモデルを作成し、徐々に使用する設備台数を減らして検証を行った。

2) 検証結果

金属部品製造工程(スタンドアローン版)
金属部品製造工程(スタンドアローン版)

3)  結論

想定される平均的な生産負荷に対して恒温槽4基を準備するとき、それ以外には、切断加工プレス機1基が連結されて、ひとつのプレスラインを構成する。

金属部品製造工程(スタンドアローン版)

■ 作業者人数の検証

1)  検証方法

今回対象とする生産計画は想定される平均的な生産負荷のシナリオ2を用いることとし、予め多めの作業人数でシミュレーションモデルを作成し、徐々に人数を減らして検証を行った。

尚、ある人数で生産目標を達成した際でも、その作業者の稼働率が95%(余裕がない)の場合は、作業者は不足しているという考えとした。

2) 検証結果

金属部品製造工程(スタンドアローン版)

3)  結論

想定される平均的な生産負荷に対して前項の設備台数を導入したとき、加工エリアに7名、塗装エリアに2名、運搬エリアに1名を配置するのが良い。