平素より GD.findi MS をご利用いただき誠にありがとうございます。
2022年12月 27日に、GD.findi MS V10.2.27がリリースされました。
本アップデートでは、機能追加・改善の他、各種不具合の解消を行いました。
機能追加:充電機能のAGVエージェントを追加しました
充電機能をもつAGVエージェント「AdvancedAGV」が新たに追加されました。
AdvancedAGV の特徴
AdvanedAGVエージェントは、既存のAGVエージェントに比べて以下の特徴を持っています。
- 経路変動搬送アクティビティ上での荷積み荷卸し作業の個数と時間の指定
- AGVの回転動作を表現可能
- AGVの充電動作を表現可能
- アクション完了後の帰還動作を表現可能
- 経路変動型および経路固定型搬送アクティビティを実行可能
- レンダリング結果として充電率を出力可能
設定方法
AdvanedAGVエージェントを使用するには、Agent Designer 画面にてエージェントを「AdvanedAGV」に切り替えます。
設定できるパラメータ一覧
AdvanedAGV で設定することのできるパラメタは以下の通りです。
項目名 | 入力形式 | デフォルト | 詳細 |
---|---|---|---|
移動速度[m/s] | double | 1 | AGVの移動速度 |
幅[m] | double | 1 | AGVの幅 |
長さ[m] | double | 1 | AGVの長さ |
充電速度[%/min] | double | 1 | AGVが待機ユニット上で充電する際の充電速度 |
最低充電率[%] | double | 50 | 強制的に充電作業を開始す充電率 |
消費電力[m/%] | double | 1 | 移動中にAGVが消費する電力 ※0のときは移動により消費しない設定となる。 |
基準回転速度[degree/sec] | double | 1 | AGVが方向転換をする際の回転速度 ※0のときは方向転換の時間も0秒となる |
帰還設定 | string | COA | AGVが充電可能な待機位置まで帰還するタイミングの設定。以下の設定値がある。 ・COA / NOA / NOT |
選択条件 | string | SW | AGVが次に行うAcivityを選択するときに利用する条件。以下の設定値がある。 ・FI / SW / LW / PR |
また、設定可能な機能ユニットについては以下の通りです。
待機位置ユニット
名称 | 入力形式 | デフォルト | 詳細 |
充電設備 | boolean | true | 充電可能な待機位置である場合にはtrueとする。 |
回転ユニット
名称 | 入力形式 | デフォルト | 詳細 |
回転速度[degree/sec] | double | 1 | AGVがノード上で回転するときの速度を指定します。 本ユニットがマッピングされたノードもしくは搬送点上ではAdvancedAGVの基本属性の回転速度を上書きする。 |
機能改善:アクティビティ画面にて、ビヘイビア入力欄を改行して表示できるようになりました
アクティビティ画面のビヘイビア欄について、入力項目が欄外にはみ出した場合、改行され、全ての情報が隠れず確認できるようになりました。
その他不具合修正など詳しい情報につきましては、GD.findi PORTAL サイトの「GD.findi MS リリースノート」よりご覧ください。
ご要望をお待ちしています
レクサー・リサーチでは、今後皆様により使いやすくプロダクト開発を行っていこうとしております。
もし皆様も「こんなのあったら嬉しい」改善のアイデアがあれば、こちらのリクエストフォームよりお知らせください。
※必ずしもいただいたリクエストへの対応をお約束するものではありません。あらかじめご了承ください。
引き続きどうぞよろしくお願いします。