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Modeling & Simulation
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このレシピについて
基本のシミュレーションモデルに時間ごとに発生する段取り替えを追加する方法、生産性への影響を分析する方法を解説します。
段取り替え作業の概要
ベースモデルに、生産開始から60分間隔で治具交換を行い、交換作業時間は5分としたモデルを作成します。
前提条件
治具は1種類
治具交換設定設備 | 治具交換間隔 | 治具交換時間 |
設備B | 60分(3600秒) | 5分(300秒) |
モデルの設定方法
シミュレーションモデルの設定は、以下の流れで行うことができます。
※各画像は、クリックすると拡大表示されます
* このレシピは、「基本のシミュレーションモデル」がベースとなっています。
→ 基本のシミュレーションモデル の作成方法はこちら
- GD.findi ユーザの方向け
本レシピと同じモデルがダウンロードいただけます。ご利用の際は、ダウンロードボタンをクリックし、gfrファイルを GD.findi MS にインポートしてください。
治具を登録する
1 ツーリングマスタに治具を追加する
画面右のメニューにある「ツーリングマスタ」をクリックする。
ツーリングマスタ設定画面が表示されるので「名前」文字上で右クリックしメニューを表示
表示されたメニューの「新規作成」をクリックすると新規行が追加される。
2 治具のマスタ情報を設定する
名前欄の「Tool0」を「治具B」に書き換える。
数量欄の「0」を「1000」と書き換える。
※治具の在庫数を入力するが今回は在庫がなくならない値を設定
ライフ欄の「0」を「1」に書き換える。(1時間に設定)
右上の「×」をクリックして設定終了する。
段取り替え作業を設定する
1 取付作業を設定する
画面右メニューから「アクティビティ」をクリックする。
アクティビティ画面が表示されるので「ステーション・アクティビティ」タブをクリックし、ステーション・アクティビティを表示する。
段取り替えを設定する設備(設備B)をクリックする。
「装置B」の文字上で右クリックし、メニューを表示する。
「ツーリング・アクティビティの追加」をクリックし新規行を追加する。
「製品切替」の横の「▽」をクリックし、メニューを表示する。
メニューの「使い切り」をクリックする。
ツーリングアセット欄の「▽」をクリックし、ツーリング一覧からツーリングマスタで事前登録した治具Bを選択する。
「ツール操作」の横の「▽」をクリックし、メニューを表示する。
作業時間欄に、治具交換作業時間を入力する。「空白」に「300」を入力する。(5分)
2 取り外し作業を設定する
「使い切り」の文字上で右クリックし、メニューを表示する。
「ツーリング・アクティビティの追加」をクリックし新規行を追加する。
「製品切替」の横の「▽」をクリックし、メニューを表示する。
メニューの「使い切り」をクリックする。
ツーリングアセット欄の「▽」をクリックし、ツーリング一覧からツーリングマスタで事前登録した治具Bを選択する。
「ツール操作」の横の「▽」をクリックし、メニューを表示する。メニューから「取り外し」をクリックする。
「×」をクリックし終了し登録完了。
以上で、設定は完了です。シミュレーションを実行してください。
シミュレーション結果を確認する
段取り替えを簡単に無効にする方法
GD.findi MS では、レンダリング設定画面で先ほど設定した作業者を無効/有効 にすることができます。このことで、制約がある時と無い時の比較検証が容易になります。
設定した段取り替えを無効にする方法は以下の通りです。
1 「Rendering」をクリックし、生産レンダリングを開く
2 「エージェント」の下スイッチを有効から無効に変更する
無効の状態で「生産レンダリング実行」をクリックすると、段取り替えが無効になり基本のシミュレーションモデルと同じ設定値でシミュレーションが実行される。
※デフォルトは有効
基本のシミュレーションモデルと本モデルの結果比較
基本のシミュレーションモデル(図表ではベースモデル)と、段取り替えを追加したモデルの結果を比較します。まず、生産数と設備稼働時間・停止時間については下表の通りです。
今回のレシピでは制約条件を加えたため、基本のシミュレーションモデルよりも生産数は40個減少しています。
また、設備に関する稼働・停止時間のグラフは以下の通りです。
次はこちら
基本のシミュレーションモデルに +○○ した各パターンのモデルがご覧いただけます。
GD.findi MS について詳しく知りたい方はこちら