「段取り作業時間」「頻度作業:消費時間」について #
GD.findi では、各要素作業に対して、段取り作業時間や頻度作業を設定することができます。
「段取り作業時間」「頻度作業:消費時間」 の設定方法 #
- 設定をしたい要素作業名の上でダブルクリックし、プロセス属性パネルを開きます。
- それぞれのカラムに数字を入力し、設定します
サンプルプロジェクト #
本記事で使用するGD.findi プロジェクトです。プロジェクト一覧画面からインポートすることで、実際のシミュレーションの挙動を確認することができます。
「段取り作業時間」のみを設定した場合 #
「段取り作業時間」のみを設定した場合は、要素作業で定義した処理が行われる前に、「段取り作業時間」で設定した時間(秒)だけ段取り作業を行います。
シミュレーション結果 #
レンダリングを実行し、マテリアルフローを表示します。
このように、要素作業で定義した処理を開始する前に段取りを実施します。ガントチャート上では黄色表示されます。
注意
この要素作業による段取り設定では、作業途中・製品切替え等に対応する等といった詳細な段取作業の設定はできません。
「頻度作業:消費時間」のみ設定した場合 #
要素作業で定義した処理を実施するにあたって、N回の頻度あたりにX秒を消費する作業を追加することができます。
頻度作業の入力書式
頻度作業の入力書式 は”N(回数):T(秒)”です。
シミュレーション結果 #
レンダリングを実行し、マテリアルフローを表示します。
マテリアルフローを確認すると、N=10(回)の処理を終えるごとにT=360(秒)を作業に消費していることがわかります。
なお、このときに作業者が消費する時間はガントチャート上で黄色で表示されます。
注意
マテリアルフローの色表示(黄色)は、段取り作業時間を設定した場合と同じ表示になります。
「段取作業時間」+「頻度作業:消費時間」を設定した場合 #
上記2設定を組み合わせると、処理前段取り→処理→(指定回数後の)頻度作業→処理…を繰り返す挙動を再現できます。
シミュレーション結果 #
レンダリングを実行し、マテリアルフローを表示します。
以上、「段取り作業時間」と「頻度作業」で設定した内容を掛け合わせた挙動を再現することができます。
より詳細な設定をしたい場合
なお、本記事で再現した挙動はツーリングアクティビティを用いることでより詳細に再現することができます。