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モノづくり用語解説 | 本記事は 3分で読むことができます
【基礎から解説】生産ラインにおけるロットとは?
執筆者:レクサー・リサーチ マーケティング 山上玲奈(やまがみ れいな)
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生産ラインには多くの設備や作業場(ステーション)があり、各ステーションには特定の仕事があります。
そして、それぞれの仕事を円滑に進めるための考え方のひとつに「ロット」というものがあります。
生産ラインにおけるロットとは?
ロットとは、一度に流すモノや一度に運ぶ材料数、まとめて生産する品目といった生産ラインを効率化するためのグループ(まとまり)のことです。ロットは「ロットサイズ」と言われることもあり、この場合は大きさの単位を指しています。
ロットの役割とは
ロットとは、同時に製造または処理される品目グループのことを指します。ロットという用語は、次のようなさまざまな用途で使われます。
– バッチや製品の識別
– 生産高の追跡
– 生産進捗の整理
– 在庫の管理
ロット生産方式とは
ロットの考え方は生産方式にも発展しており、多品種少量生産の組立工程ではよく用いられます。また、段取り替えの時間を短くするために加工工程でも用いられています。
生産方式を指す用語には、他にも「ライン生産方式」「セル生産方式」などがありますが、以下に補足します。
ライン生産方式とは
ライン生産方式は、1900年代初頭に開発された生産方式です。ライン生産方式とは、1900年代初頭に開発された生産方式で、専用の設備や機械を使って、連続的かつ途切れのない流れで商品を生産することを特徴としています。原材料から始まり、様々な生産段階を経て、完成に至ります。
セル生産方式とは
セル生産方式とは、1人または少人数の作業員がセルと呼ばれるラインで製品の組み立て工程を完了し、部品や工具をU字型などに配置した生産方式です。
ロットと生産性の関係
ロットは、短期間に大量の商品やサービスを生産することを可能にするため、生産性にとって重要です。
ロットは、高い品質と一貫性を維持しながら、より多くの製品をより短時間で生産できるため、企業にコスト削減の方法を提供します。また、多品種少量生産に伴う、材料の無駄や製品の売れ残り、収益の損失といったリスクも回避できます。
まとめ
ロットとは、生産活動を円滑に効率的にするために使用される生産の単位です。
ロットの主な目的は、生産工程が円滑かつ効率的に運営されていることを確認することにあります。
元記事発行日: 2022年12月13日、最終更新日: 2022年12月13日